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【副業でも特許!?】ガジェット・仕組み・DIY工夫が“特許になる”ケースとは?

2025.09.28

こんにちは、弁理士の植田です。

最近、メルカリやBASEなどで
「オリジナル商品を販売している副業セラー」
の方と話す機会が増えています。

その中で、よく聞かれるのがこんな声です。

「これ、けっこう便利な工夫やと思うんですけど、特許とか関係あるんですか?」

はい、実はあります。

結論から言うと、副業や個人レベルの工夫でも「特許」になる可能性は十分あります。

この記事では、

・副業やDIYでよくある“特許になりうる工夫”
・ありがちな誤解
・今からできる簡単な準備

について、やさしく解説していきます。


■特許は「大企業だけのもの」じゃない

特許って聞くと、大きな企業の研究開発や発明のイメージがあるかもしれません。

でも、実際には中小企業や個人からの出願もたくさんあります。

たとえば、「日常生活を便利にするちょっとした道具」や
「組み合わせの工夫」「作業の時短テクニック」など、
技術的な工夫があれば特許の対象になることも


■DIYのこんな工夫が“特許”になることも

たとえば、副業や趣味でモノづくりしている方が考えた以下のようなアイデア、
要注意です。

・作業を時短できる道具や器具

たとえば、梱包を簡単にする補助ツールや、ラベルをまっすぐ貼れる仕掛け。

・100均アイテムの組み合わせによる新しい使い方

たとえば、AとBを合体させて「掃除がラクになる」など、
新しい機能が生まれるようなもの。

・アクセサリーや雑貨の“量産しやすい”仕組み

複雑な工程をシンプルにする工夫があれば、これも立派な技術です。

・スマホスタンド+収納+充電などの「複合機能」

既存の商品をアレンジして、新しい“便利”を生み出していれば、可能性ありです。

大事なのは、「ただの見た目」や「色を変えただけ」ではなく、
“新しい働き”や“今までにない組み合わせ”があるかどうかです。


■よくある誤解

「個人では特許は取れないと思っていた」
「商品化してから考えようと思ってた」
「名前は登録してるけど、仕組みは特に守ってない」

これ、実はすごくもったいないです。

特許は“誰が作ったか”ではなく、“何を発明したか”で判断されます。

そして、日本は「先に出した人が勝ち(先願主義)」なので、
後から「私が先に考えてました」と言っても通りません


■副業発明家が“今から”できる3つのステップ

① 思いついたら、まず紙にメモ

どんな課題を解決しようとしたのか、何をどう工夫したのか、
できるだけ具体的に書き残しておくこと。日付も大事です。

② 自分のアイデアと似たものがないか、軽く検索

「J-PlatPat(無料の特許検索サイト)」などを使って、
似たアイデアがすでにあるか確認しましょう。
プロに相談する前の事前チェックにもなります。

③ 専門家に相談してみる

「これって特許になる?」と思ったら、まずは弁理士に相談。
副業・個人の方にも対応している事務所はありますし、初回無料のところも多いです。


■「副業だからこそ」特許が効く理由

副業や個人のオリジナル商品は、どうしても真似されやすいというリスクがあります。

でも、特許があれば「この仕組みは自分が発明した」と証明できるし、
模倣を防ぐ力にもなります。

また、「他にはないアイデアです」と説明する際の信頼性や
差別化ポイントにもつながります。


●まとめ

副業や趣味で生まれたアイデアでも、立派な“発明”になりえます

特許は大企業だけのものではなく、あなたの小さな工夫を大切に守ってくれる制度です。

思いついたら、まずは記録して、調べて、相談してみましょう。


■ご相談はこちらから

ミライエ国際特許事務所では、副業や個人の発明にも丁寧に対応しています。

・自分の工夫が特許になるか知りたい
・簡単に相談してみたい
・商標や意匠も含めて相談したい

お気軽にお声かけください。

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