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【商標登録って難しい?】初心者がつまずきやすい3つのポイントと対策

2025.11.03

──「思ったより簡単そう!」になるために、最初に知っておきたいこと。


こんにちは、弁理士の植田です。

「商標登録に興味はあるけど、なんだか難しそう…」
そんな声をよく聞きます。

特に初めての方にとっては、

・手続きが複雑そう
・お金がかかりそう
・自分の名前が登録できるか不安

など、ハードルを感じてしまうのも無理はありません。

でも実は、最初に3つのポイントだけ押さえておけば、商標登録はそれほど難しくありません
この記事では、初心者がよくつまずく落とし穴と、その対策をわかりやすく解説します。


1. 「いい名前だと思ってたのに…」登録できないネーミング

よくある失敗、

「自分ではオリジナルだと思っていた名前が、
 実は誰かに取られていた」

商標登録で最も多いのがこのケースです。
特に、「○○整体」「○○コンサル」「○○ラボ」など、
よくあるワードの組み合わせは要注意。

一見ユニークに見えても、調べると似た名前が
すでに商標登録済みで、出願しても拒絶されることがあります。

対策:

出願前に“簡易な商標調査”をすることが必須です。

無料で使える「J-PlatPat(ジェイプラットパット)」
という特許庁の公式ツールで、簡単に調べられます。

ただし、自分での調査に限界があるため、弁理士など専門家の
“事前チェック”もおすすめです。


2. 「どのカテゴリで出せばいいの?」出願区分の選び方

よくある失敗:

「サービス名を登録したけど、実際のビジネス内容とズレていた」

商標は「名前」だけでなく、
「どんな商品やサービスに使うか(=区分)」もセットで登録します。

たとえば、

・アプリ名 → 第9類(ソフトウェア)
・飲食店名 → 第43類(飲食サービス)
・オリジナルTシャツ → 第25類(衣類)

…のように、区分がズレると“使っているのに権利がない”
という状態になってしまうのです。

対策:

ビジネスモデルと将来展開を見据えて、適切な区分を選ぶこと。

「今はコンサルだけど、ゆくゆく講座やグッズ販売もするかも…」という場合は、
複数区分で出すのも検討ポイントです。

この判断は経験がものをいうので、初めての方は専門家に相談するのがスムーズです。


3. 「審査が長すぎる!」実は“登録までに数ヶ月かかる”こと

よくある誤解:

「商標って、申請したらすぐ登録されるんじゃないの?」

実際には、出願してから登録まで、6〜9ヶ月かかるのが一般的です。

しかも、その間に「拒絶理由通知」が来たり、
補正が必要になったりすることも。

登録されるまでに時間がかかる分、先に出願しておく“スピード感”が大事なんです。

対策:

・リリース前や商談前に、早めの出願を。
・「審査期間が長い」ことを見越して、
 出願→審査→登録の流れをあらかじめ把握しておく。
・出願中でも「出願済み」として表示できるケースがあるので、
 マーケティングにも活かせます。


まとめ|「最初の一歩」を軽くするために

商標登録が難しく感じるのは、「知らないことが多い」から。
でも、以下の3つを押さえておけば、大きな落とし穴は回避できます。

・出願前に「名前が取れるか」簡易チェック
・自分のビジネスに合った「正しい区分」選び
・「時間がかかること」を前提に、早めの出願を


📩 初めての商標登録も、相談からOK!
「この名前、出せそうですか?」「どの区分に出せばいいか分からない」など、
お気軽にご相談ください。難しい言葉は使いません。初心者の方も歓迎です。

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