【売れてからじゃ遅い】商品名・ロゴを守る“商標登録”の始め方
2025.11.23
こんにちは、弁理士の植田です。
今回は、「商品名やロゴに商標登録って必要なん?」という
起業家・経営者さんの疑問にお答えしながら、商標登録の始め方について
わかりやすく解説していきます。
商品がヒットしてから慌てて相談に来られる方も多いんですが……正直、それでは遅い!
今日はその理由と、具体的なステップについてお伝えします。
■なぜ「売れてから」では遅いのか?
商品が話題になり始めたタイミングで、第三者に商標を先取りされるケース、実は珍しくありません。
先に取られてしまうと、その商品名やロゴを自分の商品に使えなくなるリスクすらあります。
「まさか、うちの商品が狙われるなんて…」
そんな風に思ってる方も多いですが、ネットでバズったり、展示会で注目された商品ほど狙われやすいんです。
つまり、商標登録は「売れてから考えるもの」ではなく、
売れる前に備えておくべき“リスク管理”のひとつなんです。
■商標登録って何を守れるの?
商標登録は、ざっくり言うと、「名前」や「ロゴ」などのブランド要素を独占的に使える権利です。
例えばこんなものが登録の対象になります:
・商品名・サービス名(例:スマホアプリの名前)
・ロゴマーク(図形・文字の組み合わせ)
・キャッチコピー(印象的なフレーズ)
「これ、うちの“顔”やん!」というものがあるなら、早めに検討すべきです。
■商標登録の始め方【3ステップ】
では、実際にどうやって始めればいいのか?
ざっくり3ステップでご紹介します。
ステップ①:まずは“商標検索”でかぶりチェック
商標は早い者勝ち。
なので、まず「その名前、すでに登録されてないか?」を確認します。
これは特許庁の「J-PlatPat」というサイトで無料で検索可能ですが、
検索のコツや判断の難しさもあるので、専門家に相談するのが確実です。
ステップ②:出願書類の作成と提出
登録したい商標と、使う商品・サービスの範囲(これを「区分」と言います)を決めて、出願します。
この区分選びが重要で、間違えるとせっかく登録しても実際のビジネスに合わないということも。
ここも弁理士がサポートできるポイントです。
ステップ③:審査と登録まで待つ
出願後、特許庁で審査があり、問題がなければ数ヶ月後に登録されます。
早ければ6~8ヶ月、長いと1年くらいかかるケースも。
この間に審査結果への対応(拒絶理由通知)などが必要になる場合もあります。
■まとめ:ブランドを守る第一歩は「早めの商標登録」
・商標登録は“売れる前”にこそやるべきリスク管理
・名前・ロゴ・キャッチコピーも登録可能
・始めるには「検索 → 出願 → 登録」の3ステップ
「この商品・サービスで勝負する!」と決めたなら、
その名前を守る準備、すぐにでも始めてください。
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起業初期からのサポートも得意なので、まずはお気軽にご相談ください。
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