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【noteやBASEで販売中の方へ】知らずに商標トラブル…その前に確認すべきこと

2025.11.28

こんにちは、弁理士の植田です。

最近は、noteやBASEなどのプラットフォームで、自分の商品やコンテンツを販売する個人クリエイターやスモールビジネスの方がどんどん増えています。

手軽に始められる分、「とりあえず名前をつけて販売開始!」という流れも多いのですが……
実はその“名前”、商標トラブルの火種になっているかもしれません。

今回は、知らずに権利侵害になってしまう前に確認すべきことを、わかりやすく解説します。


■「名前をつける」=ブランドを作るということ

noteで販売しているPDF教材
BASEで販売しているオリジナル雑貨やスキンケア商品
オンライン講座、占いサービス、ダイエットメニュー……

そのすべてに共通するのが、サービス名・商品名・ロゴなどの“ブランド的要素”を使っているということ。

つまり、「この名前で売ろう!」と思った瞬間から、知財(=商標)の世界に片足を突っ込んでいるとも言えるんです。


■よくある商標トラブルの例

実際に、こんなご相談が増えています。

・noteで販売していた講座名が、すでに他人の商標になっていて、削除要請が来た
・BASEで人気だったハンドメイドブランドが、大手企業に類似商標の警告を受けた
・インスタでバズった屋号を真似されたが、商標を取ってなかったため止められなかった

いずれも、「知らなかった」「悪気はなかった」では済まされないケースです。

ネット販売・情報発信の世界では、「たまたま同じ名前を使っていた」が命取りになることもあります。




販売開始前にチェックすべき3つのこと

① その名前、すでに誰かの商標になっていない?

まずは基本中の基本。
販売予定の名前やロゴが、すでに誰かに登録されていないか?を調べましょう。

商標検索は特許庁の「J-PlatPat(無料)」で可能ですが、検索のコツや判断が難しい場合は専門家に相談を。

「少し似てるけど大丈夫かな?」というレベルでも、後から問題になることがあります。


② 登録しておくべき“自分のブランド”は?

もしあなたの商品名やサービス名がオリジナルで、今後長く使っていきたいと思っているなら、商標登録を検討する価値ありです。

特に:

・他にはないネーミング
・SNSで認知が広がっている
・コピーや模倣が出てきて不安

という場合は、早めの出願で「自分の名前を守る」ことが大切です。


③ 商標トラブルが起きたらどうする?

万が一、他人の商標とぶつかってしまった場合は、無理に自己判断せず、すぐ専門家に相談を

対応方法は状況によって異なります。

・商標の区分が違えばセーフな場合もある
・相手と交渉して共存できることもある
・名前を変える方が得策なこともある

感情的にならず、冷静に“落としどころ”を見つける視点が大事です。


■まとめ:「小さく始める」ほど商標は後回しにされがち

・noteやBASEなど個人販売でも、名前を使うなら“商標の世界”に入っている
・売れてからでは遅い!名前を決めたら検索&検討を
・自分のブランドを守るための“最初の一歩”が、商標出願


■「この名前、出していいの?」と思ったら

・これから販売を始める予定
・SNSで育ててきた名前がある
・ロゴやサービス名が他と似ていないか不安

そんなときは、気軽にプロに相談してみてください。
当事務所では、個人・小規模事業者の方向けに、商標チェック・出願サポートを行っています。

早めの備えが、トラブル回避とブランド強化の第一歩です。

📝 ご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ!


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