【商標の落とし穴】名前を使い始めてからトラブルになる3つのパターン
2025.12.05
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は、「商標って、使ってから問題になるってホンマ?」というテーマでお話しします。
名前やロゴ、サービス名って、事業の顔になる大事な要素ですよね。
でも、その名前を先に使い始めてしまってから“商標トラブル”になるケースが、実はかなり多いんです。
今回は、現場でよく見る3つのパターンを紹介しながら、
「どの段階でどう動いておくべきか?」のヒントをお届けします。
■パターン①:先に使っていたのに「商標侵害」扱いに…
「ウチが最初に考えた名前なのに、なんで他社から警告が来るんや?」
こんなご相談、実はよくあります。
これは「商標は早い者勝ち」というルールによるもの。
たとえ実際に先に使っていたとしても、
他社が先に商標登録してしまえば、権利者としての立場はあちらにあるんです。
結果として、
・商品が回収になる
・店舗名の看板を変えなければならない
・WebのドメインやSNSアカウントを閉鎖される
といった、かなり大きな損失に繋がることもあります。
★ 対策:「使う前に登録」または、最低でも事前調査を!
■パターン②:商標登録しようとしたら「すでに出願されていた」
「さてそろそろ商標出願しとこうか」と思って調べてみたら――
「えっ、同じ名前で出願されてる!」
というパターン。
これは、クラウドファンディングやSNSなどで話題になったネーミングが、第三者に先に出願されるケースが増えているからです。
最近は、ネット上で情報が一気に拡散されるので、
「人気が出たころには、誰かに取られていた」ということも起こり得ます。
★ 対策:サービス名・商品名は“公開前”に調査&出願を検討。
■パターン③:ロゴだけ登録していたけど“文字”が使えなくなった
意外と多いのがこのケース。
「ロゴ商標は取ってるから大丈夫」と思っていたら、
ロゴを外して文字だけ使ったときに“他社の登録商標に似ている”と言われた。
例えば―
・ロゴ付きでは使えるが、文字だけを商標登録していなかった
・広告やSNS投稿などで文字だけ使うことが多く、そこが狙われた
という形で、知らぬ間にリスクを抱えていることも。
★ 対策:「ロゴ」と「文字」、両方の商標をセットで検討するのが安全。
■まとめ:「名前」は事業の土台。使い始める前に守りを固めよう
・商標は「早い者勝ち」なので、使う前に調べておくことが重要
・話題になってから出願しても、もう遅いことがある
・ロゴだけ・文字だけの片方登録はリスクあり
■「うちは今すでに使ってるけど、大丈夫かな?」という方へ
・すでに使用中の名前、ちゃんと登録されてる?
・類似の商標が先に出てない?
・ロゴと文字、両方ちゃんとカバーできてる?
そんな不安があれば、一度“商標の健康診断”をしてみるのがおすすめです。
当事務所では、使用中の商標のリスクチェック・登録可能性の事前調査なども行っています。
小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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