【検索でヒットしない!?】商標にありがちな“もったいない”名前の付け方
2025.12.09
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は、「その名前、検索で見つかってますか?」というお話です。
せっかく時間をかけて考えた商品名やサービス名。
商標登録もバッチリ済ませて、準備万端!
――のはずが、
いざ販売を始めたら、全然検索で出てこない…。
実はこれ、商標の現場でもよくある“もったいないネーミング”の典型なんです。
今回は、検索性と商標の観点から見た「やりがちなNG例」とその対策を紹介します。
■よくある「もったいない名前」のパターン
パターン①:ありきたりすぎる単語をそのまま使っている
例:
・「スマートウォッチ」
・「しっとり石けん」
・「日本カレー」 など
こういった名前は説明的すぎて、検索しても埋もれてしまいます。
また、商標登録もできない可能性が高い(=識別力が弱い)ため、他社に真似されても守れません。
★対策:オリジナルの語句+機能の説明の組み合わせがベター
例:「しっとり石けん」→「モイスティア しっとり石けん」
パターン②:短すぎて他と被りやすい
例:
- 「LUXE」
- 「NEO」
- 「ONE」 など
スタイリッシュでカッコいい響きでも、アルファベットだけ・短すぎる単語は検索性が極端に低くなる場合があります。
他社の類似サービスや記事に埋もれてしまい、検索で全く目立たない…なんてことも。
👉 対策:複数語で独自性を作る/業種に合わせた造語を検討する
パターン③:こだわりすぎた造語で意味が伝わらない
例:
・「Regranzia」
・「Mokucia」
・「Soflien」 など
一見オシャレですが、意味が分からず覚えにくい・検索されにくいという弱点も。
さらに、聞き間違いやスペルミスで検索してもヒットしないという事態も起きがちです。
★ 対策:「覚えやすさ」と「連想しやすさ」も大切にすること
■商標と検索性、どっちも大事にするためには?
商品名・サービス名を決めるときは、
以下の3つをバランスよく意識してみましょう。
1.識別力(商標登録できるか)
→ 単なる説明や一般名詞だけではNG
2.検索性(ネットで見つかりやすいか)
→ 他と差別化できる独自の単語や語感があるか
3.伝達性(覚えやすく、意味が伝わるか)
→ ターゲット層が読みやすく、イメージしやすいか
これらを考えずに商標を決めると、
「登録できたけど誰にも見つけてもらえない」
「話題になってきた頃に他社が先に出願していた」
なんて事態にもなりかねません。
■まとめ:「商標は“名前のブランド戦略”の第一歩」
・名前は、お客様が検索する入口になる大事な要素
・商標登録の前に、“検索でヒットするか”の視点も持つ
・こだわりすぎた名前が、かえって見つけにくくなることも
■「うちの名前、このままで大丈夫?」という方へ
当事務所では、ネーミング段階からの商標相談も承っています。
・登録できる可能性はあるか?
・検索面でもリスクがないか?
・他社と被ってないか? など
事前チェックだけでもOKですので、お気軽にご相談ください。
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