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【設計・開発現場でも】“使える知財戦略”をつくるヒント

2025.12.09

こんにちは、弁理士の植田です。

知財というと、「経営層の話」「法務の話」と思われがちですが、
実は設計・開発現場の“ちょっとした工夫”こそが、知財の出発点なんです。

しかも、戦略として活かすには――
経営だけでなく、現場で「使える・活かせる」知財の仕組みが必要。

今回は、設計・開発チームの目線から、
「これは使える!」と思える知財戦略のヒントをお伝えします。


■なぜ“現場発”の知財戦略が必要か?

設計・開発の現場には、日々さまざまな試行錯誤があります。

・効率化のための構造変更
・製品の使い勝手を良くするちょっとした形状工夫
・既存製品との差別化のためのアイデア
・コストダウンのための素材・組み合わせの工夫

こうしたものが、立派な特許や意匠になる可能性を秘めています。

ですが、現場でありがちなのが…

・「いつの間にか作ってたけど、出願してなかった」
・「先に世に出しちゃって特許が取れなかった」
・「競合にマネされたが、何も対策してなかった」

…という“もったいない話”です。


■現場で“使える知財戦略”のヒント

① アイデアの「拾い上げ」仕組みをつくる

現場から自然に上がってくる工夫を、
記録・共有・評価する流れを社内に作ることが第一歩です。

・週1回の「技術メモ共有」
・設計変更時に“知財チェック欄”を設ける
・アイデア提出に対する社内報奨制度

こういった仕組みを通じて、
「知財にできるかも」という視点を現場が持ちやすくなります。


② 出願だけが知財戦略じゃない

特許出願すればOK、というのは一昔前の考え方。

現場では、「あえて出願しない」という選択肢も重要です。

・出願せずに社内ノウハウとして秘匿
・他社に真似される前に量産化で先行
・意匠権や商標で“デザイン面”から保護

★技術の性質や市場性に応じて、
「どう守るか」「どう使うか」を戦略的に選ぶことが大事です。


③ 競合の動きを“パテント情報”から読み取る

設計・開発の現場では、競合製品の分解や比較検討は日常茶飯事だと思います。

その延長線で、競合の特許出願情報をざっくり見る習慣をつけると、
「どこを強みにしようとしてるのか」「どの分野を狙っているか」が見えてきます。

無料の特許検索ツール(J-PlatPatなど)を使えば、
難しい知識がなくても、公開特許のタイトル・図面・要約だけでもヒントは得られます。


■まとめ:現場から始まる、知財を“武器”にする力

・設計・開発の工夫は、知財の宝庫
・まずは「拾い上げる仕組み」から始めよう
・出願する・しないを含めた“守り方の選択”が戦略
・競合の特許情報も、戦略立案の材料になる


■「設計の工夫、どこまで特許になる?」というご相談もOKです

当事務所では、技術者・現場の方向けに、
「これって知財になりますか?」というライトなご相談から、
出願・ノウハウ保護まで一貫してサポート
しています。

・開発途中の技術の棚卸し
・意匠と特許、どちらで守るべき?
・特許にするならどういう切り口か?

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