【VCも見ている】スタートアップが意識すべき知財の3ポイント
2025.12.17
こんにちは、弁理士の植田です。
スタートアップにとって、資金調達はまさに“命綱”。
そしてその調達の場面で、投資家(VC)がじっくり見ているのが「知財」です。
「うちはまだシード期だから特許なんて早いよ」
「商標は後で考えようと思ってて…」
そう思っていると、VCの信頼を逃してしまう可能性も。
今回は、スタートアップが資金調達を成功させるために知っておくべき「知財の3つのポイント」をお伝えします。
■ポイント①:「強み」を裏付ける知財があるか?
VCがスタートアップに注目するのは、「成長ポテンシャル」があるから。
でも、その強みが他社に簡単にマネされるような内容では投資しづらいですよね。
そこで見られるのが、
・特許で技術的な差別化ができているか
・商標でブランドの独自性が守られているか
・ノウハウ・データがしっかり管理されているか
つまり、“強みを守る仕組み=知財”が整っているかどうかが問われます。
とくに技術系スタートアップは、
「その技術、本当に守られてますか?」という視点で評価されます。
■ポイント②:今後の“事業展開”とリンクしているか?
知財は「今あるもの」を守るだけではなく、
これからの事業展開に備えてどんな布石を打っているかという視点も重要です。
たとえば:
・海外展開を見越してマドプロ(国際商標出願)も準備している
・将来の商品ラインナップを考えて広めに商標を押さえている
・特許出願のタイミングと開示のバランスが取れている
VCは「今ある知財」だけでなく、
将来どう活用していくつもりか?を見ています。
逆に、「後手に回って慌てた」という失敗も多いので、早い段階から戦略を立てておくことが重要です。
■ポイント③:経営陣が“知財を理解している”か?
実は、意外と見落とされがちなのがここ。
特許や商標を“取っているかどうか”だけでなく、
経営陣自身が知財の価値や役割を理解しているか?が評価に大きく影響します。
・出願の背景や狙いを説明できる
・競合とのポジショニングを把握している
・知財を経営の武器として活用する姿勢がある
こういった点が伝わると、
「この会社は、自社の価値をきちんと理解し、守り方も考えている」とVCは安心するのです。
■まとめ:VCが見ている“知財の3つのポイント”
1.強みを裏付ける知財があるか?
2.将来の事業展開とリンクしているか?
3.経営陣が知財を理解しているか?
この3点が揃っていると、
知財が単なる「紙の権利」ではなく、“経営の武器”として機能していることが伝わります。
■資金調達前に、一度“知財の棚卸し”を
スタートアップの初期は、プロダクト開発や営業、採用などに全力になりがちですが、
「知財の整理」は、調達前に必ずやっておくべきポイントです。
・何を出願しているか?
・競合とどう違うか?
・将来どう活用するか?
このあたりを明確にしておくことで、
調達の場でも自信を持って「うちの強みはここです」と言えるようになります。
ミライエ国際特許事務所では、
スタートアップの知財整理・出願・戦略構築をまるっとサポートしています。
「VCにどう説明したらいいか分からない」
「知財が整理できてないけど急いで準備したい」
そんな方も、お気軽にご相談ください。
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