【中小企業×知財】“攻めの戦略”で価格競争から抜け出す方法
2025.12.20
こんにちは、弁理士の植田です。
中小企業の経営者の方からよく聞くのが、
「どうしても価格競争に巻き込まれてしまう…」というお悩み。
良いモノをつくっても、
似たような製品が市場に出てくれば、どうしても値下げ合戦になりがちですよね。
でも、その状況を“知財戦略”で抜け出すことができるって、ご存じでしたか?
今回は、知財を活用した「攻めの経営戦略」についてご紹介します。
■なぜ価格競争に巻き込まれるのか?
価格競争に陥る最大の原因は、
「差別化のポイントが伝わりにくい」ことです。
・他社と似たような商品
・名前もパッケージも似ている
・特徴があっても、マネされてしまう
こうなると、どうしても“安いほうが選ばれる”という土俵に立たされてしまいます。
ここに知財の力を活用することで、「ウチにしかない価値」を守る壁をつくることができるのです。
■特許・意匠・商標で“違い”を守る
価格競争を避けるには、「技術」「見た目」「名前」の3方向から守るのが基本です。
● 特許で技術の真似をブロック
たとえば製造方法や仕組みなど、独自の工夫があるなら、特許を取っておくことで他社が再現できない状態に。
→ 真似できない=比較対象にならない=価格を守れる
● 意匠でデザインを差別化
商品の形や外観に特徴があるなら、意匠登録をして「見た目の独自性」を主張しましょう。
→ 似たデザインを排除できる → 見た目でもブランドが築ける
● 商標でブランドを確立
商品名・ロゴ・パッケージ名などを商標登録しておくことで、名前の独占使用が可能になります。
→ 名前で選ばれる仕組みを作れる → 長期的なファンを獲得
■差別化だけでなく「営業・交渉」の武器にも
知財は守るだけじゃなく、“攻めのツール”としても活用できます。
たとえば、
・商談の場で「この技術は特許を取っています」と言えば、信頼性アップ
・競合から「この名前使わないで」と言われる前に、商標で先手を取る
・価格の話になる前に、「ウチの商品は〇〇の特許技術で…」と価値を伝える
つまり、値段の話になる前に、“選ばれる理由”を提示できるわけです。
■中小企業こそ「武器としての知財」を持つべき
「知財って、大企業がやるものでしょ?」と思っていませんか?
実は逆で、リソースの限られた中小企業こそ、知財を戦略的に使うべきなんです。
なぜなら:
・製品や技術の強みを一点突破で守れる
・ブランド化することで、価格を下げなくても売れる
・他社が真似できない領域を持つことで、自然と価格競争を回避できる
■まとめ:価格競争から抜け出す3つの知財戦略
1.特許で技術の違いを守る
2.意匠でデザインの差別化を確立する
3.商標で名前とブランドを育てる
これらを事業戦略と連動させていくことで、「値下げしない経営」へとシフトできます。
■知財は“守り”だけでなく“攻め”にも使える
知財=リスク対策と考えている方も多いですが、
実際はむしろ「経営を有利に進めるための武器」。
ミライエ国際特許事務所では、
中小企業・スタートアップに向けて、
価格競争を避けるための“知財の設計図”のご相談も承っています。
「特許とか難しそう」と思う前に、
一度、自社の強みをどう守るか、一緒に整理してみませんか?
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