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【企画担当にこそ伝えたい】IPランドスケープが“製品企画”に効く理由

2025.12.22

こんにちは、弁理士の植田です。

「IPランドスケープ(知財ランドスケープ)」という言葉、
最近、製造業やスタートアップの現場でもよく耳にするようになってきました。

でも、「なんとなく知財部がやるもの」というイメージを持っていませんか?

実はこのIPランドスケープ、製品企画を担当する方にこそ役立つツールなんです。

今回は、企画職の皆さんに向けて、
なぜIPランドスケープが“良い企画づくり”に効くのかをご紹介します。


■IPランドスケープって何?

一言でいうと、

「特許情報を使って、未来の技術や市場の動きを読み解くこと」

技術動向・競合の戦略・業界全体の流れなどを、
“特許の出願情報”という信頼性の高いデータから把握していく考え方です。

論文やニュースとは違い、「実際に企業が動いているリアルな証拠」が集まるのが特許情報の強みです。


■製品企画にIPランドスケープが効く理由

では、企画担当がIPランドスケープを活用すると、どんなメリットがあるのか。
代表的な3つのポイントをご紹介します。


①【差別化ポイント】が見えてくる

他社の特許出願を分析すると、
「この会社は〇〇技術に注力している」
「この分野にはまだ出願が少ない」
ということがわかります。

つまり、市場の“空いている場所”が見えるようになる。

これは、企画段階で「どこで勝負するか」を決める強力な判断材料になります。


② 競合の“狙い”が先読みできる

特許は、出願から約1年半後に公開されます。
これを見ることで、競合がどの方向に進もうとしているのかが明らかになります。

企画段階で競合と真正面からぶつかるのではなく、
あえて違う切り口や技術を選ぶことで、“ずらし”の戦略が立てられるんです。


③ 社内説明やプレゼンに“説得力”が出る

企画がどれだけ優れていても、
上層部や開発メンバーを説得できなければ形になりません。

そんなとき、客観的な特許データに基づいた市場分析・競合分析があると、説得力が格段にアップします。

「ちゃんと調べた上での戦略的提案だ」と受け取ってもらいやすくなります。


■ IPランドスケープは知財部だけのものじゃない

これまで、IPランドスケープは知財部や技術部の領域と思われがちでした。

でも実は、企画職・マーケティング職・経営企画の方こそ、活用すべきデータの宝庫なんです。

特許=難しいという印象があるかもしれませんが、
最近では、無料ツールやビジュアル分析ツールも充実してきています。

「特許は取らないけど、情報として活用する」
そんなスタンスでも十分、企画に活かすことができます。


■まとめ:製品企画に知財の視点を

・特許情報は「技術と市場のリアルな証拠」
・差別化・競合分析・社内説得に役立つ
・企画担当だからこそ、IPランドスケープを使う意味がある


■おわりに

製品企画は「勘と経験」も大事ですが、
これからの時代は「知財データを使った戦略設計」がスタンダードになるかもしれません。

IPランドスケープは、使いこなせば、
あなたの企画に深みと説得力をプラスしてくれます。

「ちょっと知財っぽい話、取り入れてみたいな」と思ったら、
まずは自社や競合の特許を調べてみるところから、始めてみてはいかがでしょうか?

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