【競合の特許を見て学ぶ】“検索だけ”じゃないパテントマップの実践法
2025.12.23
こんにちは、弁理士の植田です。
「パテントマップ(特許マップ)」という言葉を聞いたことはあっても、
「実際に活用できている」と言える企業はまだ少ないかもしれません。
特に中小企業やスタートアップでは、特許情報の“検索”までは行っていても、
そこから得られる“戦略的な示唆”を見逃しているケースが多いです。
今回は、競合他社の特許情報を「見る」だけで終わらせない、
“実践的なパテントマップ活用法”についてご紹介します。
① 特許情報は「地図」にして初めて見えてくる
特許情報は、一件一件読んでも非常に情報量が多く、全体像が見えにくいものです。
その点、パテントマップにすることで、
・どの企業がどの技術分野に注力しているか
・出願数の増減から戦略の変化を読む
・特定の用途や素材への関心が高まっているか
といった情報が視覚的に把握しやすくなります。
つまり、“検索結果”を並べるだけでなく、図解することで価値が何倍にもなるのです。
②「技術の隙間」=自社のチャンス
パテントマップの強みは、「競合が多く出願しているエリア」と同時に、
「まだ誰も攻めていない空白領域」を発見できること。
例えば、同じ素材を使っていても、応用方法や用途が異なれば
出願が手薄な分野が見えてくる可能性があります。
こうした“特許のスキマ”を発見できれば、
競争が少ない場所で権利を取り、市場で先行優位を築くことも可能です。
③ 開発・営業・経営がつながる共通言語に
パテントマップは、研究開発部門だけでなく、
経営層・営業・マーケティング部門とも共有できるツールです。
・開発:他社との技術差を把握し、差別化方針を立てる
・営業:顧客に向けた優位性の説明に活用
・経営:投資判断や中長期戦略の裏付けに使う
知財の専門家だけでなく、全社で活かせる“戦略地図”としての位置づけが重要です。
■まとめ:検索で終わらせない、「知財×戦略」へ
特許検索はスタート地点。
そこからパテントマップに“整理・可視化”して、意思決定に活かすことがゴールです。
「競合はどこを狙っているのか?」「自社はどこを攻めるべきか?」
そんな問いに答えるヒントは、すでに公開されている情報の中にあります。
社内での活用が難しい場合は、専門家と連携しながら
実践的に取り組んでみることをおすすめします。
パテントマップを、“見る”から“使う”へ。
ぜひ、貴社の知財戦略に役立ててください。
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