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【実録】“名前を変えたら売れなくなった”事例に学ぶ、ネーミングと商標の話

2025.12.26

こんにちは、弁理士の植田です。

商品やサービスを立ち上げるとき、悩ましいのが「ネーミング」。

シンプルで覚えやすく、意味も伝わって、できれば検索でも上位に出てくるような名前をつけたい…。
しかしこの“名前”、実は「売上に直結する」だけでなく、「法律上も守れるか」が極めて重要なんです。

今回は、ある事例をもとに、ネーミングと商標の深い関係についてお話しします。


■“売れ筋商品”が突然売れなくなった理由

とある中小企業が開発した、健康志向の飲料。
機能性も味も好評で、発売後から徐々にファンを獲得し、リピーターも増えていきました。

しかし、ある日突然、「この名前は商標権を侵害している」という警告書が届くことに。

調査の結果、すでに他社が同じような名称で商標登録していたことが発覚。
話し合いの末、企業は商品名を急きょ変更することに…。

パッケージやWEBサイト、販促物、SNSアカウントなど、あらゆるところで修正が発生し、
せっかく育っていた「ブランドの認知」も一気にリセット。

その結果、売上は激減。リブランディングにかかったコストと時間のダメージも大きかったそうです。


■「ネーミング=商標」の視点が抜けていた

このケースのポイントは、ネーミングが悪かったのではなく、
「商標」として使えるかのチェックをしていなかったことにあります。

商品名やサービス名は、言葉として魅力的でも、
他人がすでに商標登録していれば「使えない」のです。

また、以下のような名前は、特に衝突しやすいので要注意です:

・誰でも思いつきそうな一般的な単語
・機能や効果を表すだけの名称
・業界でよくある略語や組み合わせワード


■どうすればトラブルを防げるのか?

商品・サービス名を決めるときには、最低でも以下の2つをチェックしましょう。

① 商標登録されていないか調査する(先行調査)
→ J-PlatPatや弁理士による調査を活用。似たような読みや意味も注意。

② 将来使う予定があるなら、早めに出願しておく
→ 名前が定まった段階で商標出願をすれば、他社の先取りも防げます。


■まとめ:「良い名前」は“使える名前”でもある

ネーミングのセンスは、ブランドの第一印象を決めます。
でも、どんなにいい名前でも「他社の権利とぶつかれば使えない」のが現実です。

逆にいえば、商標としての観点を押さえたネーミングをすれば、長く育てられるブランドになります。

・ 名前は“使えるか”を必ず調べる
・ いい名前ほど、早めに権利化して守る
・ 商標で守ることが、ブランドの継続力につながる

「名前が決まりそうなんですが、商標的に大丈夫か見てほしい」
そんなご相談も、ぜひお気軽にお声がけください。

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