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【10年後に差がつく】今やっておくべき知財の仕込み

2025.12.28

こんにちは、弁理士の植田です。

今の仕事に追われていると、どうしても「知財」は後回しになりがちです。
ですが、10年後に競争力を持つ会社と、そうでない会社の違いは、
じつは「今、何を仕込んでいたか」で決まってきます。

今日は、特許や商標を“取得する”という話の前に、
経営に効く「知財の仕込み方」についてお伝えします。


■① 技術・ノウハウの「見える化」を進める

特許を取るかどうかは置いておいて、まず大事なのは
「何が社内にあるのか」を把握すること。

・製品やサービスの中にある独自の技術
・開発の中で出てきた工夫
・他社が知らない運用ノウハウ

こうした「見えない資産」を、図や文章で記録に残しておくことが第一歩です。
日々の業務に流されて埋もれてしまう前に、棚卸しの習慣を持ちましょう。


■② 社内に“知財意識”を根づかせる

大企業では「発明届」の文化が根づいていますが、
中小企業・スタートアップではそこまで仕組み化されていないのが普通です。

でも実は、ちょっとしたルールを決めるだけでも大きな違いが出ます。

・新商品をリリースする前に「名前の調査」をする
・開発後に「知財チェックミーティング」を設ける
・技術資料には「誰が作ったか」「いつのものか」を必ず記録する

このように、小さな意識づけを積み重ねることで、
後から慌てない体制ができていきます。


■③ 事業計画の中に「知財戦略」を入れておく

10年後のビジネスを左右するのは、
「今、何を守り」「何をオープンにするか」の戦略的判断。

・コア技術は特許で守るのか、営業秘密にするのか
・ブランドはどのタイミングで商標を取るのか
・新分野に参入するなら、先行特許の状況をどう把握するか

こういった知財視点を、経営の意思決定と一緒に考えるクセをつけておくと、
成長に伴って知財も自然と積み上がっていきます。


■まとめ:「10年後の知財」は“今の積み重ね”で決まる

・ 日々の技術・ノウハウを記録する
・ 社内に小さな知財ルールをつくる
・ 経営戦略に知財の視点を加える

知財の世界に“すぐ効く特効薬”はありません。
でも、いま撒いた種が、数年後にしっかり芽を出してくるのが知財です。

特許や商標を取るのは、まだ先でもかまいません。
でも、土台となる「仕込み」だけは、今から始めるのがベストなタイミングです。

10年後に「やっててよかった」と言えるように。
まずは一歩、動いてみませんか?

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