【実は資産です】ネーミングやロゴは“商標”で守れる!中小企業のための商標の基本と使い方
2025.06.08
「ウチの名前、誰にもパクられへんやろ」と思ってませんか?
こんにちは、弁理士の植田です。
日々いろんな中小企業・スタートアップの方と話していると、よくこんなことを言われます。
「ウチの社名、知ってる人少ないし、登録とかいらんでしょ」
「ロゴ作ったけど、まあ見た目のもんやし…」
でも実はそれ、ものすごく“もったいない”考え方なんです。
というのも、
ネーミングやロゴって、“ブランドの命”であり、“守れる資産”やからです。
今日は、中小企業のための商標の基本と、「今すぐ見直すべきポイント」をまとめました!
そもそも「商標」って何を守るの?
商標とは、かんたんに言うと──
商品やサービスの“名前・マーク・見た目”を保護する権利です。
たとえば…
- 商品名・サービス名(例:スマレジ、ラクスル)
- ロゴマークや図形(例:無印良品のロゴ、Appleのマーク)
- キャッチコピー(例:「そうだ、京都行こう」)
これらを“商標登録”すれば、他人に真似されても止められるし、
逆に先に取られていたら、自分が使えなくなることもあるんです。
なぜ“資産”になるの?
商標を取ることで、以下のような“価値”が生まれます:
■営業・取引で信頼性UP
→ 名刺や資料に「登録商標®️」と書くだけで、ちゃんとしてる感が出る
■模倣・ドメインジャックを防げる
→ ロゴや名前をパクられても「やめて」と言える法的根拠になる
■M&A・出資時の企業価値に
→ ブランドが“権利として整理されているか”は、投資家が重視するポイント
つまり、「名前がある=価値がある」ではなく、「商標として持っている=資産として評価される」んです。
こんな“うっかり”が多いです
- 商標を調べずに名前を決めた → すでに登録されていた!
- ロゴを作ったけど、外注デザイナーとの契約で権利が曖昧
- 登録したつもりが、業種区分がズレてて意味なかった
こういう事例、ほんまにようあります。
名前やロゴは“使う前”にチェック&登録が鉄則です!
じゃあ何から始めればいい?
まずは、以下の3ステップだけでOKです:
① ネーミング・ロゴの商標登録状況を調べる(無料調査も可)
→ USPTOやJ-PlatPatなどで簡易チェック
② 今後育てたいブランドを整理する
→ 会社名?サービス名?EC名?ロゴ?優先度をつけよう
③ 必要なものを商標出願(区分の選定はプロに相談!)
まとめ:「ブランドは名前から守れる。資産になる。」
中小企業やスタートアップにとって、
“ブランド=認知される名前・見た目”が最大の武器です。
そしてその武器は、商標登録で“自社の資産”に変えられる。
「ウチの名前、まだ登録してなかったかも…」
「似たようなサービス名、他にあった気がする」
そう思ったら、今が見直しのタイミングです。
気になる方は、まずは無料相談から!
- 自社の名前、商標になってるか調べてほしい
- 登録のタイミング、費用、何を出すか相談したい
📝 ご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ!
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