【知ってた?】“弁理士”ってどんな仕事してるの?
2025.07.02
こんにちは、弁理士の植田です。
自己紹介をするとき、「弁理士です」と言うと、
返ってくるのは──
「…弁護士さんとは違うんですか?」
とか、
「発明の特許ってやつですか?」などなど。
たしかに、弁理士って何してるのか、あんまり知られてないんですよね。
今日はそんな“弁理士の仕事”を、できるだけわかりやすく紹介してみます!
■ 弁理士=知的財産の専門家
弁理士は、特許・商標・意匠などの「知的財産」を扱う国家資格の専門家です。
ざっくり言うと、
- 特許:発明(技術)の独占権
- 商標:ブランド名やロゴの権利
- 意匠:デザイン(見た目)の権利
これらを「取る」「守る」「活かす」のが弁理士の役割です。
■ 弁理士って、どんなことしてるの?
実際の業務は多岐にわたりますが、代表的なのはこんな感じ:
● 特許出願のサポート
お客様の技術や仕組みをヒアリングし、
それを“発明”としてどう権利化するかを設計。
書類も法律的に整えて、特許庁への出願を行います。
● 商標の調査と登録
新しくブランドを立ち上げるとき、
「この名前、他と被ってないか?」を調査し、
問題なければ商標出願をします。
飲食店や美容室、アプリ名などの相談も多いです!
● 意匠(デザイン)を守る提案
商品のパッケージやアプリのUIなど、
「見た目の工夫」も、意匠登録で守れます。
小売や製造業の方から、最近相談が増えてます。
■ 最近のトピック:「海外展開×知財」
海外に進出するスタートアップや中小企業が増える中、
「商標が他国で取られてた…」という相談も。
国際的な制度(マドプロ)や現地出願のアドバイスも、弁理士の大事な役目です。
■ 弁理士って、どんな人が向いてるの?
実は、理系出身者が多いのですが、
最近は文系・ビジネス寄りの弁理士も増えてます。
私自身は「話を聴いて、仕組みを整理する」のが得意なので、
発明の“本質”を見抜くのが好きなタイプですね。
● まとめ:「アイデアをカタチにする仕事」
弁理士の仕事は、
“技術やブランドを、ビジネスの武器にする”こと。
弁護士や税理士とちがって、「作る」側に立つ仕事なので、
モノづくり企業や起業家の方と一緒に走る感じが魅力です!