【後継者世代へ】知財の棚卸し、今やっとくと将来が楽!
2025.07.04
こんにちは、弁理士の植田です。
今回は、事業承継のタイミングで絶対にやっておくべき「知財の棚卸し」についてお話します。
■ 「引き継いだあとに気づく…」では遅い?
事業承継でよくあるのが…
・「うち、商標登録してると思ってたけど、期限切れ?」
・「取引先に使わせてるロゴ、うちの会社の権利やんな?」
・「昔の社員の発明、今も使ってるけど…特許はどうなってるん?」
など、“名義”や“期限”、そもそも“権利があるのかどうか”が不明確になってるケース。
こういった「知財のグレーゾーン」は、
承継後にトラブルの火種になりかねません。
■ いま見直しておきたい「3つのポイント」
① 商標(ロゴ・ブランド名)
・有効期限(10年)を過ぎていないか
・登録名義が旧社名・個人になっていないか
・実際に使っている名称とズレがないか
② 特許・実用新案
・技術の内容を把握しているか
・名義が退職者・別会社になっていないか
・継続的に使用しているかどうか
③ 意匠・著作権・ノウハウ
・パッケージやデザインの登録状況
・クリエイターや外注との契約内容
・秘密情報の管理ルール
■「先代が管理してたから…」はもう通用しない
知財は“形のない資産”なので、つい後回しになりがち。
でも、実は銀行や出資者、M&Aでもチェックされるポイントなんです。
後継者世代が今やっておくことで、
将来的な「バタバタ」「損失」「機会損失」を防げます。
●まとめ:「知財の棚卸し」は、事業の健康診断!
事業承継と同時に、“目に見えない資産”を見える化しましょう。
・名義
・有効期限
・実態とのズレ
このあたりを整理するだけでも、安心感が全然違います。
📌「うちの知財、どこからチェックすればいい?」
📌「専門家に一度まとめて見てもらいたい」
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