【ハンドメイド作家の皆さんへ】作品とブランド、ちゃんと“守れて”ますか?
2025.06.27
こんにちは、弁理士の植田です。
minne・Creema・BASEなどで
ハンドメイド作品を販売している作家さん──
「こんな経験、ありませんか?」
「自分のデザインがそっくり真似されてた」
「ブランド名を真似されていて、検索に出てこなくなった」
「ECモールに“偽物”を出されても、対応してもらえなかった」
これ、全部【知的財産(ちてきざいさん)】の仕組みで守れることなんです。
■“ハンドメイドでも”知財は使える
「うちは個人だし、関係ないと思ってた…」
そんな作家さんほど要注意!
以下のようなものが、ちゃんと“権利”として登録できるんです。
① 作品の形・見た目 → 【意匠権】
✔ イヤリングやピアスの独特なフォルム
✔ バッグや財布の特徴的なステッチデザイン
✔ アクセサリーのオリジナル曲線やパーツ構成
意匠権は、“デザインを真似されたくない!”という気持ちを形にできます。
② ブランド名・ロゴ → 【商標権】
✔ ハンドルネーム・屋号(例:atelier mei、KOTONOHA)
✔ ブランドロゴ・マーク(画像でもOK)
✔ 商品名やシリーズ名(例:花音ピアス、月灯りリング)
商標を取っておけば、自分の名前を“他人に使わせない”ことができます。
■「真似されてから」では遅い!
- 人気が出てから商標を調べたら、他の人に取られてた
- InstagramやCreemaで似た名前の出品が増えてきた
- 偽ブランドが出てきても、権利がないと削除できなかった
ハンドメイド界隈では、“泣き寝入り”がほんまに多いんです…!
■まとめ:「“私の世界観”を守る道具、それが知財」
ハンドメイドは、感性と時間を込めた大切な作品。
そのブランド・デザイン・想いを守れるのが、
意匠と商標という“仕組み”なんです。
まずは「これ、守れるのかな?」というところから、
お気軽にご相談くださいね!
📝 ご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ!